急性膵炎になった話。①
8月も後半に差し掛かりました。
早いですね。
今年の夏は皆さんにとっていい夏になりましたでしょうか。もしくはこれからまだ夏を味わうという方もいらっしゃいますかね。
もう終盤です。「夏よ、ありがとう~!また来年もよろしく!」と言えるような夏にしたいですね。
さて、本題にはいります。
ちょうど1カ月前に膵炎で入院をしました。
そのことについて少し書きたいと思います。
初期症状
あれは今年の7月26日月曜日の朝のことでした。
いつものようにアラームが鳴り、目が覚めて起き上がろうとした瞬間、みぞおちに激痛が走りました。
どのような痛みかというと、ズキズキ・キリキリという痛みです。
激痛が走りそのままうずくまりましたが数分後には痛みも治まり問題なく会社へ向かいました。
いつも会社の最寄り駅構内にあるコンビニで菓子パンと豆乳を買って会社で朝ごはんを食べています。
この日も同じように買って食べていました。すると、食べ物・飲み物を飲み込むたびにみぞおちが痛むのです。起床時に感じた痛みと同じ痛みでした。
あとは、以前より頻繁に出ていたしゃっくりのようなげっぷのようなものがあるのですが、それが出る度に痛みを感じていました。
食欲もなくなりその次の日には3食寒天ゼリーを食べていました。
起き上がっても痛む、食べても痛む、飲んでも痛む、しゃっくり・げっぷで痛む、ふとした時に痛むというような症状が続きました。
通院
痛み出して5日目の金曜日。
さすがに痛みも我慢できなくなってきたのでお昼休みに会社の近くの病院に行きました。
先生に症状を説明すると、すぐ採血・採尿検査が行われました。
結果は来週の火曜日に出るのでまた来てくださいということに。
その日は検査と診察、お薬を処方してもらい帰りました。
検査結果
火曜日に会社にお願いし、朝一で病院に行かせてもらいました。
そこで検査結果の数値の一覧表を渡されたのですが、血中・尿中ともにアミラーゼという数値が正常値の10倍近い数値になっていました。
紹介状を書くのでいますぐ大きい病院へ行ってくださいと言われ、そのまま大きい病院へと行きました。
病院に着くと5分ほどでベットの並ぶ治療室に呼ばれ、10分後には採血・採尿が終わりベットに寝かされました。
そこから、点滴をつないでもらって1時間ほどベットで横になっていました。
すると、次はCT検査に呼ばれました。
人生で初めての車いす。病院内では車いすに乗っているのは高齢の方ばかりで20代の車いすは僕のみでとても恥ずかしかったです。
検査室の前につくとまず説明がありました。
CT検査を受けるにあたり、癌など悪いところをはっきりと見えるようにする造影剤というものを体内に投与します。その造影剤を使用するにあたりアレルギー反応が出ることがあると。そのため同意書を書いてもらわないといけないんですとのこと。
病院の人たちも大変だなぁと思いながらサインをし、いざCT検査へ。
検査室の中に入ると、ドーナツ型の機械と機械の真ん中の穴の中を通るベットがありました。
ベットの上に寝ころび、ちゃくちゃくと進む準備。
そして、造影剤が点滴の管を通って投与されました。すると、薬が入ったところから熱くなり、血管を通って全身を巡っているのが分かりました。
とても気持ち悪い気分でした。
CT検査が終わり、また車いすに乗せられもとの治療室のベットに戻りました。
そして、CT検査の約1時間後、先生が結果を言いに来てくれました。
「膵炎です。絶食になるので点滴が24時間必要になります。入院してください。」
車いすで入院病棟まで運ばれました。
入院生活
1日目
まず、会社へ連絡。
僕は一人暮らしのなので事務の方は「明日生活必需品を持って行きます」と言ってくれて、社長も上司も「今は休むのが仕事だと思ってしっかり治してください」と。なんていい会社なんでしょうか。自分から辞めることはないだろうと改めて思いました。
その後、実家にいる家族へ連絡。
そして、一緒に住んでいた友達にも連絡して着替えなどを持ってきてもらうことにしました。
それから、少ししてから担当医・服担当医・看護師さんが説明に来てくれて、
・自分の病気について
膵炎という病気。治療方法は基本的に絶食。血液検査の数値が下がるまで絶食。
・入院生活について
21時消灯。コロナの影響で面会は禁止。
・尿の計測について
あまりにも少なかったら点滴を増やしますと。
・お風呂について
9:00~17:00で予約制。入浴時間は20分。
・退院できる目安について
ひとまず金曜日に採血の検査をしてそれ次第で決めます。良くなっていれば食事を出しますと。
を説明してくれました。
そして、点滴は24時間で6パック、4時間ごとに看護師の方が交換してくださいました。
この日はお風呂の時間も予約がとれなかったので入れず。
友人に着替えを持ってきてもらい、その日は寝ることにしました。
2日目
点滴の交換があった4時に目が覚めました。
思えば、前の日22時には寝ていたので早く起きるのも納得です。
9時ごろ日勤担当の方があいさつに来て下さり、体温・血圧・血中酸素を図ってもらうところから一日が始まります。
10時ごろに主治医の先生と副担当の先生が順番に来て体調を伺ってくれます。
朝からご飯もなく、テレビカードを買うのももったいないなぁと思い、ひたすらTikTokやYouTubeを見て過ごしました。
そんなこんなでお風呂の時間。この日は14時くらい。
お風呂の準備として、点滴の管を途中で外してサランラップとテープで水に濡れないように腕に固定してもらいシャワーを浴びました。
シャンプー・リンス・石鹸等お風呂セットは病院には用意がないので入院が決まった時にご自身でご用意することをお勧めします。
このような使い捨てタイプをお勧めします。
1日お風呂に入れなかっただけでこんなにも気持ちいものかと感動しました。
この日も点滴のみ。点滴のせいか飲み物さえも飲みたいとは思わなかったので一日で口にしたものは紙コップ一杯の水のみでした。
この日は検査もなかったので暇な一日でした。
そして、18時ごろに夜勤担当の方があいさつに来て下さり、21時には寝ました。
3日目
この日は5時に目が覚めました。尿意で目が覚めるのです。
2日目同様に夜勤の方が6時くらいまでは面倒をめてくださり、9時ごろ日勤の方の挨拶。10時ごろに主治医の先生と副担当の先生が来て体調を伺ってくれました。
主治医の先生より、「明日の血液検査の結果によっては明日のお昼からご飯を出します!」と。
念願のご飯。痛みも治まっていたので早く明日来いっ!!って感じでした。
この日は午前中にお風呂だったので、午後からはAmazonprimeでキングダムを見ました。
蒙恬かっこよすぎます。
なんてしてると夕方に。
夜勤の人の挨拶が終わり21時には就寝しました。
4日目
いつものように4時に起床。
担当の方があいさつに来るまでSNSなどで時間をつぶします。
そして6時過ぎ、採血をしました。
結果はお昼前にはわかると思うということでワクワクしながら待ち望んでいました。
そして、お昼過ぎに主治医の先生が来てくださいました。
結果は、正常値まではまだほど遠いので絶食継続で。と。
この日は金曜日。土日祝は先生もお休みのため次の検査火曜日。火曜日まで絶食が決定しました。
ここで僕は先生に「ジュース飲んでもいいですか・・・?味のついたものを飲みたいです」とお願いしました。
すると先生は、「では味がついている栄養剤を出しておくのでそれを飲みましょう!ただ、まずいと評判なので無理だったら言ってください」と。
この日より点滴は24時間で6パックから4パックに減り、1日1回の栄養剤を飲むことになりました。
この栄養剤ですが味は7つの中から選べて
・パイナップル
・青りんご
・オレンジ
・グレープフルーツ
・ヨーグルト
・コーヒー
・梅
と思ってたより豊富でした。初日はパイナップル。
これが味を久しぶりに感じたからかかなりおいしかったです。
そして、14時ごろ入浴。
その後は、キングダムを一気見して今見れるところまですべて見終わって18時ごろ。
その後はぼーっとしながら20時には寝ていたと思います。
一旦、ここで一区切り。
では、また5日目から退院するまでを次に書きたいと思います。